事業が社会から認められるには・・
2018/09/09
こんばんは!
東京都八王子市の「ひとり仕事人」伊橋行政書士です。
「相談者様どうされました?」
きょうは「創業支援・起業支援」の続きでございます。
なぜ起業したときの、自分を突き動かした根本の
考えや想いがいかに大事か、というお話しでした。
【事業経営の中心・軸となる】
「想い=理念」は起業家の事業に対する根本の
考えとなるものですね。
最近では「理念経営・コンセプト経営」とも言われ
ていて、
「あなたの人生をどう生きたいか」
「あなたの事業をどうしたいか」
といった根本の概念や感情から、
「会社がなぜ存在するのか」
「会社が存在する価値は何なのか」
という定義を先ず作っていくやり方です。
そして、継続的に会社経営を行っていく存在と
その事業がなっているのか。
社会で事業が果たしている役割があるという
「会社の理念」は、起業家や経営者が持っている
「人生観や信条」から導き出されたものになります。
この自分自身から導き出された理念は、単に額に
書かれた標語ではなく、経営者が日々会社経営
をしていく中で、事業の意思決定や難しい状況で
選択を求められたときに、立ち返り拠り所と
なるでしょう。
【会社や社員の指針となる】
起業家や経営者の意思決定の拠り所になる
「理念」は、会社が果たすべき役割や存在意義
示しています。
ですから、会社が向かっている方向性を社員に
伝えることができ、社員全体の想いやベクトルを
結びつけていくことが出来るようになります。
社員や経営者が同じ方向へ向かえば、その
考えやコンセプトがその会社の「企業文化」
を作っていきます。
社員は、その理念を理解し、経営者の思いに
合った人達が自然と残っていき、新しい社員に
対しても、企業文化や理念として受け継がれて
いくことになります。
会社全体が一枚岩になることは、人材が限られる
中小企業にとって、大きな戦力・武器になるはずです。
【ステークホルダーの共感】
経営者と社員とで、仕事をする価値観の共有が
生まれてくると、管理者の指示がなくても、
現場の社員が会社として正しい仕事や行動を
取るようになります。
そうすると、社員の行動が顧客や取引先に、
統一された情熱を伝えられることになり、
厚い共感や信頼を生み出します。
また、他の会社にはない熱い情熱を知ることで、
社内だけではなく、社外でも会社の価値観に
合った人たちとより強い人間関係を構築して
いくことができます。
顧客との関係においても、より深いその会社の
商品やサービスのファンと言えるようなものに
なってくれます。
ここで特に注意しなければいけないことは、
この理念や想いがけっして内向きなものでは
なく、顧客に向いたものでなければ共感を得ら
れないということです。
きょうはここまで・・
お疲れ様でした。