上場のメリット・デメリット〔TPM)
2018/09/16
こんばんは!
東京都八王子市の「ひとり仕事人」伊橋行政書士です。
「相談者様どうされました?」
きょうは、TOKYO PRO Market (TPM)上場支援
のメリット・デメリットを中心に述べていきましょう。
【上場して良いことは】
TPMに上場すると、他の東京証券取引所上場企業
と同じように、「東証上場企業」になります。
当然、上場によって得られるメリットを
上場した会社は受けられますね。
(セレモニー等、目に見えるメリット)
- 1.4桁の銘柄コードがもらえる
- 2.名刺、会社案内、ホームページ等の
- 広告などに東証上場マーク(JPX)が使用できる
- 3.適時開示情報閲覧サービス(TDnet)を使用
- して、他の上場企業と同様に情報開示できる
- (パブリックな会社となる)
- 4.帝国データバンクなどの調査機関のデータ
- として、上場企業区分に掲載される
- 5.銀行との取引、人材採用、契約取引などの
- いろいろな場面で、上場企業として優遇される
- 6.上場時には、東証1部2部同様の打鐘など
- セレモニーがある
(一般的な上場メリット)
- ①知名度アップ:Web上場会社情報、 東証HP
- 新聞雑誌、情報番組
- ②信用度:決算開示、1R情報開示、、OPEN、
- ガラス張り情報の信用
- ③人材採用:新卒確保、優秀な中途人材確保、
- 家族・身内からの信用
- ③役職員・社員のモラルアップ:外部から、名刺、
- 不動産ローン組みやすい、会社案内、取引の信用
- 家族や友人から認められる、モチベーションアップ
- ④取引の拡大:入口のハードル突破しやすい、
- アポ取りやすい、実際に会える、聞いてもらえる、
- 製品・商品・技術・実績等信用される、取引の
- 継続性、与信突破、相手先の決裁おりやすい
- ⑤資金調達:銀行審査基準通る、新規取引(口座
- 開設)、追加融資受けやすい、取引先との関係強化
- ⑥個人保証はずれる:政府系ガイドライン通る、
- いち早く外れて融資拡大、他行とのバランス有利
- ⑦内部管理体制:仕組みが実現される、上場の
- 過程で必然的に強化される
何事もメリットばかりではありません。
上場のデメリットについてもあげておきましょうね。
【上場(TPMとの比較)のデメリット】
- ①上場コスト・維持コスト:準備期間長い(TPMは
- 短期間で済む)、TPMなら一般市場上場の
- 10分の1以下のコスト、
- ②支配権・買収リスク:TPMならオーナー社長の
- 株式割合を維持できる
- ③一般株主(外部株主)からの圧力:同様にTPM
- なら避けられる
- ④開示が面倒:TPMなら四半期開示が2回に、
- J-Adviser・外部コンサル・士業を使う
- ⑤関連当事者取引ができなくなる:別の形で、
- 上場のために乗り越える、公明正大な上場企業に
- なる
- ⑥良いことも悪いときも発表しなければいけない:
- 適時開示、決算開示、社会的信用を得る
- ⑦事務作業増加:コンプライアンス、ワンランク
- 上の内部統制、外部支援を受ける、信用の源
ちょっととっつきにくい用語が出てきて恐縮です。
伊橋行政書士法務事務所は、TPM上場主幹事
証券会社でJ-Adviserのフィリップ証券株式
会社と連携しています。
きょうはここまで・・
お疲れ様でした。